スペイン中央政府外務・欧州連合・協力省アランチャ・ゴンサレス・ラヤ大臣は12日、スペインの国営放送(TVE)に出演、市民としての責任を全うし、「その渡航が緊急でなければ、どうか渡航しないでください。」と発言したことが分かった。
インタビューの中で外務大臣は、「この危機を乗り切るには『平静』さを保つことである。」と語った。 また、イタリアから身動きが取れなくなったスペイン人たちからの問い合わせは現在までに6千件を超えており、現在何らかの解決策を模索している。
新型コロナウイルスに関して、各国の感染者数の推移は2つの事柄によりばらつきが生じるとし、一つは医療システムの堅牢度と、もう一つは健康管理の決定であると語った。
外務大臣によると、スペイン国内の医療システムが現在のコロナウイルス感染拡大に耐えることができているのは、軽症患者らが自宅待機をしているため、医療崩壊を今のところ抑えることができていると指摘。
中央政府は各自治州の保健省に対し、28億ユーロの支援金を決定した。