
スペインでは10月28日03時00分が02時00分となりサマータイムが終了、1時間だけ多く寝ることができる。
夏時間が出来たのは第一次オイルショックの起きた次の年の1974年。 日の出ている時間を有効に活用するため、ある国々で時間を一時間進ませ、電気の消費量を控え、燃料である化石燃料を節約することを目的に導入された。
その後2001年に欧州委員会がこの「夏時間」を正式採用、スペインでは政令236/2002により、3月の第一日曜日に夏時間に突入、10月最後の日曜日に夏時間を終了させるという法律が発効された。
夏時間制度に関して欧州議会は、2018年に欧州在住の市民ら約460万人にアンケートを行い、80%以上が夏時間制度廃止に賛成していた。 この結果を踏まえ議会は夏時間制度廃止案を提案。 2021年までに加盟国各国が批准し夏時間制度が廃止される見通し。 また、加盟国は2020年4月までに夏時間もしくは冬時間どちらを採用するか決定しなければならない。 もし、夏時間を採用するのであれば2021年3月が最後の時間変更となる。
スペインに関してはスペイン中央政府内閣府および領土管理局管轄のスペイン社会研究所(CIS)が発表したところによると、夏時間を採用する方が多数を占めているが、報道によると専門家は冬時間を採用した方がいいと指摘しているとのこと。