2017年10月1日に憲法裁判所の凍結命令を無視してカタルーニャ州の独立を問う違法な住民投票を強行し、一方的な独立宣言のようなものを行った(実際には宣言していない)ことなどに関与したとして独立民間組織元会長、前州政府元官僚らに最長13年の実刑判決が出たことに抗議し、独立民間組織ICSCとIACが今週金曜日18日にゼネスト実施を呼び掛け、州政府労働大臣が是を承認したことが分かった。
これにより、公共交通機関、公共機関などがストライキを行う予定。
バルセロナ交通局(TMB)は、路面電車、地下鉄、バス、バルセロナ鉄道において18日6時30分から9時半、17時から20時までの間、通常の50%の間引き運転。 それ以外の時間では通常の25%の間引き運転を実施。 また、州内のスペイン鉄道(RENFE)を通常の33%の間引き運転を行う。 この他、エル・プラット国際空港と市内を結ぶシャトルバスは50%の間引き運転。
また、独立民間組織により「自由のためのマーチ」が実施中。 ジローナ、ビック、ベルガ、タレガ、タラゴナからバルセロナ市内に向けてキャラバンが移動中で、18日に市内に到着予定。 市内の交通網は大部分で麻痺する可能性が高い。
更に、ICSCとIACは同日17時よりバルセロナ・グラシア公園でデモ集会を実施予定で、グラシア通りからグランビア通りまで道路が封鎖される可能性がある。 この他、ANCが19時よりカタルーニャ広場でデモ集会を呼び掛けている。
独立民間組織のIACは州内教員労働組合に大きな影響力を持っているため、ゼネスト当日はストライキを行う教員も出てくる可能性がある。
州内の大学に関しては、SEPCを中心とした独立派学生組織らが16日、17日、18日とストライキを呼び掛けているため、月曜日から多くの授業をボイコットしていることが報道されている。
医療に関して、プライマリーケア(CAP)は通常の25%の営業ではあるものの、救急は通常通り。 薬局も通常通り営業すると報道されている。 また、葬祭に関して、市民が死亡したときに遺体を冷蔵保存施設までに運ぶ営業が通常の85%。 遺族との業務手続は50%。