28日のスペイン総選挙は開票率14.44%の地点でPSOEが126議席、PPが67議席を獲得、極右会派VOXは21議席を獲得していることが分かった。
スペイン議会は首相を選出するため、国王の首相指名を待たなければならない。 したがって明日以降国王は主要会派代表らと会談を行い、どの代表が首相となりうるかを判断。 国王は下院議会に対し信任投票対象者を発表。 これを受け議会は信任投票を行う。 一回目の投票では絶対過半数が必要。 もし一回目で決まらなければ、48時間後投票が行われ単純多数決で決定される。
ここで、2回目の信任投票でも首相が決まらなければ、議会は2か月間の猶予が与えられ、その間に各会派で連立のためのネゴが行われる。 ここでも首相が決まらなければ、出戻り選挙となる。
2015年の総選挙では、新興勢力であるPODEMOSと市民党の登場により議会で首相選出に失敗。 出戻り総選挙が行われ、2016年に与党国民党・マリアノ・ラホイ首相政権が誕生していた。