スペイン最高裁判所より反乱・公的資金横領などの容疑で欧州逮捕状が発布されているカルラス・プッチダモン前州首相に関し、逃亡先のドイツ司法当局が公的資金横領の容疑を受理し、スペインへの送還を受理したことが分かった。 反乱に関しては「相応の暴力行為がなかった」とし、罪に問われない判断を下した。
スペインから逃亡していたプッチダモン前州首相はドイツのSchleswig-Holsteinで逮捕拘留されていたが、のちに保釈されていた。
ドイツ司法当局はプッチダモン前州首相の反乱容疑に関し、相応の暴力行為がなかったとしてこの容疑を棄却。 一方、昨年行われた分離独立を問う違法な住民投票に関し、違法に公的資金を利用した疑いがあると判断し、スペインに送還することを受理した。
これにより、スペインでは反乱に関しての罪は裁判で問われることはなく、公的資金横領の容疑のみで裁判が行われる。 したがって、反乱(最大刑期30年)が問われず、公的資金横領の容疑のみなので、最大12年の実刑判決となる。