スペイン内閣不信任案議会木曜日と金曜日に開催

先週5月25日金曜日に最大野党スペイン社会労働党(PSOE)ペドロ・サンチェス幹事長から提出された内閣不信任案により、今週の5月31日と6月1日にマリアノ・ラホイ首相の進退をめぐる議会が開催されることが分かった。

ペドロ・サンチェス幹事長は5月25日に全国管区裁判所が下したスペイン最大規模の汚職事件「グルーテル事件」の判決を元に、国民党、元国民党員が深くかかわっていたことが分かったことから、スペイン議会に内閣不信任案を提出、今週末の5月31日(木曜日)と6月1日(金曜日)に議会が開催される予定となった。

PSOEの不信任案に対し、急進左派勢力のポデモス党は無条件で賛成することを表明するも、パブロ・イグレシアス幹事長はサンチェス幹事長に対し「もし今回の不信任案が失敗に終わればサンチェス幹事長の政治生命は終わるだろう。」と警告。

また、中道右派で国民党と連立を組んでいる市民党のアルベルト・リベラ党首は、今回の不信任案に反対の意を表明しつつ、マリアノ・ラホイ首相に対し「今年の秋に総選挙を前倒しで行うこと。」を要求。 もし総選挙実施を発表しなければ、サンチェス幹事長に協力すると発表した。

また、カタルーニャ州地方政党カタルーニャ共和主義左翼(ERC)とPDeCATは、サンチェス幹事長に対し「”政治犯”を解放すれば、不信任案で賛成票投じる」と発言している。

不信任案の決議には絶対過半数176議席が必要。 PSOEは85議席、ポデモス党は71議席を有しており、合わせると156票となる。 もし市民党が不信任を表明すれば32票が加わり、188票となり不信任案が可決される。

これに対し国民党は「ペドロ・サンチェス幹事長は不信任案を提出することによりスペインを弱体化させる。」と批判、「スペイン国民は安定を求めており、不信任案が可決することはない。」と強気の姿勢を見せている。

しかし、地元メディア「エル・エスパニョール」が28日報じたところによると、グルーテル事件の判決後の世論調査で国民党は63議席(前回137議席)となった一方、市民党が108議席(前回32議席)と大躍進を遂げており、国民の汚職に対する厳しい目が浮き彫りとなった。

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