スペイン史上最大規模の汚職事件グルーテル事件が決着 主犯格に51年11か月の実刑判決

1999年から2005年まで国民党(与党)とコレア・グループの癒着問題で、5月24日主犯格のフランシスコ・コレアに対し51年11か月の実刑判決が下った。

スペイン全国管区裁判所は24日、1999年から2005年までの間に、公共事業などの入札などで癒着があったとし、コレア・グループの代表で汚職事件の主犯格であるフランシスコ・コレアに対し、51年と11か月の実刑判決を下したことが分かった。

スペイン史上大規模汚職事件が発覚したのは、マドリードのマハダホンダ元市議会議員らが公共事業などの契約に汚職があると指摘し、スペイン反汚職検察局が2007年から捜査を開始していた。

今回の判決で汚職に関与したとみられる37人のうち、29人に対し有罪判決を下し合計で351年の実刑判決を下した。

判決文によると、1999年から2005年の間にコレアと国民党の間でスペインの複数の地域で公共事業の入札に関し癒着があり、その見返りとして手数料を現金もしくは関係者らへの旅行費、家族の催事などの費用を支払っていたとのこと。

裁判所によるとフランシスコ・コレアは2000年から20008年の間に公共事業に関する汚職で840万ユーロを受け取っていたと判断したほか、コレア・グループに手数料として280万ユーロを送金していたとのこと。

このほか、この大規模汚職に関与していた元国民党の党費管理担当であるルイス・バルセナスはこの汚職事件の中心人物の一人であり、彼を通じて様々な公共事業の「手数料」を受け取っていた。

バルセナスはスイスの銀行に個人的な口座を開き、国民党の隠し金「CAJA B」を取り扱っていたとみられ、現在全国管区裁判所ホセ・デ・ラ・マタ判事による捜査が続いている。

ただ、国民党党員が深くかかわっていたにもかかわらず、国民党自体に対しては14年の実刑判決が下されたヘスス・セプルベダ元ポスエロ・デ・アラルコン市長の選挙費を2003年に支払っていた利益供与者として、罰金245,492ユーロのみが課せられたほか、公共事業入札に関して見返りとして旅行代や家族の催し事のために27,857.53ユーロを受け取っていたとされる元保健相で、ヘスス・セプルベダの元妻であるアナ・マト元大臣は27,857ユーロの罰金で済んでいる。

判決文380046445-Sentencia-y-Voto-Particular-Pa-5-15-Epoca-i-1999-2005
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