JxCATとERCが州議会議員信任状を提出 州議会での実質的な投票数が65へ(獲得議席数は70)

一緒にカタルーニャのために党(JxCAT)とカタルーニャ共和主義左翼(ERC)が昨年12月21日に実施されたカタルーニャ州地方選挙の結果を受け、州議会議員の信任状を州議会登録事務所に提出したことが分かった。
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独立派JxCAT党からは、立候補リスト第一位で全国管区裁判所より反乱・扇動・公的資金横領等の容疑がかかっているため、ブリュッセルに逃亡中のカルラス・プッチダモン前州首相被告と、同じ容疑がかかっている、マドリードに勾留中の独立推進民間組織カタルーニャ国民会議(ANC)の前会長で、前州政府閣僚会議にも民間人として参加していたとみられている、立候補リスト第二位ジョルディ・サンチェス被告と、前州政府内務大臣で同じくマドリードで勾留中のホアキン・フォルン被告を含む34人が議員として仮登録。 カルラ・プッチダモン被告と一緒にブリュッセルに逃亡したクララ・ポンサティ被告とルイス・プッチ被告は議員登録されなかった。(現在問題なく州議会に出席できるのは31人)

独立派カタルーニャ共和主義左翼(ERC)からは、立候補リスト第一位で全国管区裁判所より反乱・扇動・公的資金横領等の容疑で逮捕拘束されているオリオル・ジュンケラス前州副首相被告党首と、同じく全国管区裁判所より逮捕命令が出されている、現在ベルギーに逃亡中のトニ・コミン前州政府保健相被告を含む32人が議員として仮登録。 (現在問題なく州議会に出席できるのは30人)

反資本主義・反体制を標榜する独立派人民統一候補(CUP)は4議席を獲得しているため、現在問題なく州議会に出席できるのは独立派会派合計で65人となる。 つまり、州議会内での投票で実質的に独立派は65票を持っていることになる。

一方反独立派は市民党、PSC、国民党の合計で57議席。 これに中立派のポデモス党CatComu-Podemの8議席を加えると65議席となる。

JxCATが一緒にベルギーに逃亡している二人を議員として登録しなかったのは、この65議席以上を守るための戦略。

結果、議長選出、議会執行委員会メンバー選出、次期州首相選出全てにおいて賛成反対同票により”選出失敗”となる可能性が出てきた。 1月17日に行われる議長選出及び議会執行委員会メンバー選出である程度の妥協があるとしても、次期州首相選出失敗となると5月下旬もしくは6月上旬に出直し州選挙の可能性もある。

ただ、今回提出された信任状は最終決定ではないため、今後変更される可能性があり、独立派が実質的な投票数を伸ばす可能性は十分にある。

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