スペイン最高裁判所がオリオル・ジュンケラス前州副首相被告の保釈を認めない判断を下す

去年12月21日に行われたカタルーニャ州地方選挙で第3党となった独立派会派カタルーニャ共和主義左翼(ERC)党首オリオル・ジュンケラス前州副首相被告が最高裁判所に対し保釈を求める陳述を行った件で、最高裁はこれを認めず交流を続ける判断を行ったことが、ヨーロッパプレスの報道により5日、分かった。
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カタルーニャ州分離独立会派カタルーニャ共和主義左翼(ERC)の党首で前州副首相兼経済大臣のオリオル・ジュンケラス被告は、スペイン全国管区裁判所より反乱・扇動・公的資金横領等の容疑でマドリードの拘置所に逮捕収監されている。

最高裁判所の判決文によると、保釈した場合ジュンケラス被告が宣誓した”双方向的な(一方的ではない)対話で、カタルーニャ州の政治的紛争問題解決に当たる”、”暴力につながるような行為は(民衆の扇動を)行わない”ということは信用できず「現在かけられている嫌疑を、政治的立場を利用し同じような行為を行う可能性があり、保釈を許可する一切の有効な情報が認められない。」として、釈放などを認めなかった。 また、判事によると「政治的計画を挫く為の判断ではなく、現在まで行ってきた犯罪行為と同じような行為を避けるため。」と言明した。
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また、判決文では、”独立”という政治的選択肢を擁護することは”合法”であり、憲法自体もいかなる政治的立場を容認しているうえ、必要とあらば憲法自体を改変することができるし、合法な手続きを踏めばスペインの領土からある地域が独立を行うことができると指摘。 ただ、オリオル・ジュンケラス被告の行った犯行は、子の道筋から遠く離れているものであり、憲法裁判所より(当時)一時凍結された”一方的な”住民投票を行い、一方的に独立宣言を州議会で可決することはカタルーニャ州自治憲章、スペイン憲法、スペイン国家、その他の法律に背く行為であるとした。

この最高裁の判断により、オリオル・ジュンケラス被告はカタルーニャ州議会で首班選出に出席することが絶望的となった。 従って、スペインに帰国すると即逮捕拘束されるもう一つのJxCAT党党首カルラス・プッチダモン前州首相被告も首班選出に出席することが絶望視されているため、独立派会派らは実質的な州首相を誰にするか決めなければならないが、現在のところ、ブリュッセルに逃亡中のカルラ・プッチダモン被告で”押し切る”見通し。 もしそうなれば、国外に逃亡中の国家反逆罪容疑者が州首相となり、政治的混迷が増す。 
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現在カタルーニャ州では独立派・反独立派で社会が真二つに分かれてしまい、小生が働くバルセロナのラーメン屋にカタルーニャ社会労働党(反独立派)党首ミケル・イセタ氏(贔屓に利用してくださる。)が食事をとっていたところ、他の常連客が「彼はペルソナ・ノングラータだ。 彼を来させるな。 さもなければもうこの店には来ない。」などと批判された。

カタルーニャ州議会の次の重要な日にちは1月17日の州議会設立議会開催日で、前回の地方選挙で第一党となった反独立派市民党が州議会議長の座を獲得できるかが焦点。 しかし絶対過半数を獲得した独立派会派の抵抗は必至。 

最高裁判所の判決文
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