独立派が絶対過半数獲得 混迷へ・・・・

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投票率81.94%という異例の投票率の高さを記録したカタルーニャ州議会選挙は、独立派が絶対過半数を獲得し幕を閉じた。
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開票率99.01%の地点で独立派JxCAT34議席獲得、カタルーニャ共和主義左翼(ERC)32議席獲得、人民統一候補4議席獲得。 結果、独立派会派が過半数68議席を超える70議席を獲得した。 3会派の得票率は合計で47.5%

一方、独立反対派市民党中道右派は今回の選挙で第一党となり37議席を獲得、左派カタルーニャ社会労働党が17議席、右派国民党が3議席を獲得。 合計57議席に甘んじた。

独立派
70議席 2,050,955票 得票率47.5%

独立反対派
57議席 1,874,263票 得票率43.4%

中立ポデモス会派
8議席 320,980票 7.4%

今後投票の結果受けて、州政府は2018年1月23日までに議会を成立させる。

その後州議会議長及び議会執行委員会メンバー(法案を議会に通したりする役割を担う)を選出。

10日以内に首班指名。(今回の州選挙の場合、最大で2月6日が期限)

では、、、今後どうなることが現地点で予想できるのか。

独立派会派内で最も多くの票を獲得したのはJxCAT党。 党首は現在ブリュッセルに逃亡しており、全国管区裁判所より反乱・扇動・公的資金横領等の容疑がかけられているため、スペイン国内に入国した際即逮捕拘束される。 更に立候補リスト2位は、州の独立推進派民間組織カタルーニャ国民会議(ANC)の会長で、全国管区裁判所よりマドリードの拘置所に拘留されている

ブリュッセルに逃亡中のカルラス・プッチダモン前州首相被告は首班(州首相候補)に指名された場合、スペインに帰国する可能性を示唆している。 しかし入国した際、即逮捕拘束されれば民主主義的に選ばれた州首相候補が逮捕されたことになり、独立派反独立派関係なく民衆の猛反発が予想される。

若干現実味がある選択肢として、独立派会派内で2番目に票を集めたカタルーニャ共和主義左翼(ERC)の党首を首班として選出することも考えられるが、オリオル・ジュンケラス前州副首相被告も反乱・扇動・公的資金横領などの容疑で同じく全国管区裁判所より逮捕拘束されている。

オリオル・ジュンケラス前州副首相被告が首班指名されれば、釈放するよう大規模な民衆の運動が起こることは予想することができる。

更に、州議会で法案成立の鍵を握るのは絶対過半数に届くための4議席を持つ「反資本主義・反体制・独立派」の人民統一候補(CUP)となり、州政府の予算案に多大なる影響を与えることになる。

以上の様な事態が起こる可能性が非常に高いため、企業の流出が再度発生する可能性がある。

加えて今回の選挙で勝利したのは独立派であるため、州政府はカタルーニャ共和国建国へ動き出すことになるため、税金の用途が建国に必要な諜報機関設立や、大使館建設、憲法草案など増えることが予想される。

以上の様なことを阻止する手立ては州議会には今のところない

あるとすれば、中央政府が州政府に対し更なる規制を課すことであるが、独立反対派ですら独立派JxCATに投票した今回の民主的投票結果に反することになり、民衆からの反発は必至。

カタルーニャ広場で勝利宣言する第一党に輝いた独立反対派カタルーニャ市民党党首イネス・アリマダス。
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ブリュッセルで勝利宣言する逃亡中のカルラス・プッチダモン前州首相被告
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