スペイン世論調査カタルーニャ州議会選挙特別世論調査の結果 知っておかなければいけない注目するべき点

スペイン社会研究所(CIS)は12月21日にカタルーニャ州で行われる州議会選挙を見据え、州選挙特別世論調査の結果を12月4日に発表した。
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今回の世論調査はカタルーニャ州に住む選挙権を持つ3千人を対象に11月23日から27日の期間で行われた。

県別に見ると
バルセロナ 1,200人
ジローナ 600人
ジェイダ 600人
タラゴナ 600人

世論調査の主な質問である経済に関して

「現在のカタルーニャ州経済に関して」、「普通」と答えたのが36.10%、「良い」と答えたのが28.50%となり、あまり現在の経済に関して悪い印象はない模様。

しかし、中央政府によって解散させられた2015年の州議会で選ばれた前州政権中、州経済は「悪くなった」と答えたのが40%と高い水準となった。

州政治に関して、「現在のカタルーニャ州の政治に関して」、「悪い」「とても悪い」と答えたのが過半数越え。 前政権中、州政治は「悪くなった」、「とても悪くなった」が非常に高くなった。

一方で、『カタルーニャ州政府』の執務に関しては、「とても良い」「良い」が38.9%、「悪い」「とても悪い」の36.1%を上回った。
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また、ベルギーに逃亡中のカルラス・プッチダモン前州首相被告の約2年間の執務に関して、「とても良い」「良い」が41%となり、「悪い」「とても悪い」の42.6%を下回った。

今回の世論調査によるカタルーニャ州の各会派の支持率は以下の通りで、ERCが17.10%で一位。 「分からない」、「無回答」などの票をCISの統計学に基づく計算による再配布を行うと、市民党が22.50%で支持率では第一党。 ドント方式による選挙で、予想議席数はERCと市民党が32議席を獲得すると予想されている。 これにより、独立派会派は州議会で過半数を獲得できない。
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因みに、「現在カタルーニャ州の抱える問題はなにか」との問いに、「一番の問題」に「独立問題」が13.5%、「二番の問題」に1.1%。 一方、「失業」が「一番の問題」に7.3%、「二番の問題」に20.3%。
独立問題よりも失業問題が合計で上回った。
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ソース
CIS

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