Eulàlia_Reguant_2015_(cropped) 反資本主義・反体制で州政府連立与党独立派人民統一候補(CUP)のエウラリア・レグアント議員は5日、地元ネットメディア「ナシオ・ディヒタル」のインタビューに答え、州政府は「ラ・カイシャ銀行、サバデイ銀行、BBVAとの契約を解除し、州政府独自の銀行を設立するべきだ。なぜなら彼らは「現状維持」(スタトゥ・クオ)であるからだ。」と、カタルーニャ州の独立への改革を邪魔する組織であると指摘した。 //pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 議員によると、州政府はすぐに公的銀行の設立にむけ仕事をしなければならず、それは欧州中央銀行と関係を持っていなければならず、少なくともカタルーニャ共和国が機能する補償を作らなければならないとのこと。 また同議員は一方的な独立宣言後、空港や港湾などの管理を段階的に行っていかなければならないと提案、州政府を指して「今まで多くの法案が可決してきて実行されてこなかった。 一方的な独立宣言を行ったことで何もしなければ意味がない。 一日で全てを変えることは困難であるが、段階的に空港や港湾などの国境管理を進めていかなければならない。」と発言。 また、領土を守る武力組織派現在のモススダエスクアドロ自治州警察となる予定で、それには自治州警察がスペイン司法府の司法的根拠から外れる必要があると指摘。 なぜ反資本主義で反体制、独立派のCUPが与党になったかは、2015年に筆者がプレスデジタル・ジャパン時代に書いた記事を参照。  //pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 2015年9月27日 スペイン国民だけではなく、欧州連合加盟国を中心に注目が集まったカタルーニャ州議会選挙が約77.46%の投票率で幕を閉じた。  アルトゥール・マス州知事率いるカタルーニャ民主集中(CDC)は35年間ともに歩んできたカタルーニャ民主連合(UDC)と離別、カタルーニャ共和主義左翼(ERC)と連立を組み、ジュンツ・パル・シィ党(共にYES)を結党、カタルーニャ州を独立に導くため、今回の州選挙に挑んだ。  CIU= CDC + UDC ↓ ジュンツ・パル・シィ党 = CDC + ERC 今回の州選挙でジュンツ・パル・シィ党 62議席獲得 (過半数68議席に及ばず) 2012年に行われた州議会選挙では、CIUとERCを合わせると71議席を獲得できていた。 いくつかのメディアでは、この理論から9議席を失い「大敗」という記事も出ている。 また、同じ独立派のCUPは今回の選挙で10議席を獲得、ジュンツ・パル・シィ党と合わせれば「独立派」は72議席となり、議席数で過半数を超える。 ジュンツ・パル・シィ党(62議席)+CUP(10議席)=72議席 (過半数68議席を超える。) //pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); この観点から、多くのメディアでは「独立派の勝利」。 「カタルーニャ州が独立への道を歩み始める」などと報道している。 開票率98.72%時点でのそれぞれの得票率は ジュンツ・パル・シィ党 39.65% (1,605,727票) CUP8.21% (332,561票) 合わせて 47.86% (1,938,288票) ドント方式により、47.86%でも獲得した議席数は過半数を超えた。 つまり、独立に賛成しているカタルーニャ市民は50%を超えなかった。 注目すべき数字として、カタルーニャ州全体で約550万人の有権者のうち、300万人が集中しているバルセロナでの独立派(ジュンツ・パル・シィ党・CUP)の得票率は44.77%にとどまり、39議席を獲得。 “独立派ではない”党は46議席を獲得している。 また、ジュンツ・パル・シィ党はアルトゥール・マス氏を州知事、その後独立した場合大統領とする予定であるが、CUPはこれに猛烈に反対している。 CUPは選挙運動中、得票率が50%を超え、ジュンツ・パル・シィ党が十分な議席を獲得すれば、連立もあり得なくはないと発言していたが、得票率は47%、ジュンツ・パル・シィ党の獲得議席も過半数より6議席も少ない。 同じ独立派としてどこまで両党が歩み寄れるか問題だ。  //pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); さらに、憲法裁判所では一方的な独立宣言等を行った場合、それが憲法違反だと判断されると、その議員の職務を凍結、またははく奪するという法案がスペイン国与党PPから提出されており、10月中に下院を通過する「超特急」の法改正も行われる予定。 州議会と中央政府の対立は激化する一方だ。 今回の選挙で大躍進を遂げたのが独立反対派のシウダダノス党(右派)で、9議席から25議席を獲得、一気に第2勢力政党に躍り出た。 この政党は、カタルーニャ州での教育現場でカタロニア語のみの授業を批判、スペイン語を擁護するなど、中央政府寄りの政党だ。  ヨーロッパプレスでは「”ジュンツ・パル・シィ党+CUP”  対 “他の政党たち”」という報道を行っており、「シウダダノス党+PSC+カタルーニャ・シ・ケ・エス・ポット+PPで得票率48%、対して独立派の得票率47.84%、独立反対派が本当は勝ち」と発表している。  選挙後の各政党の発言も真二つに分かれた。 • 国民党(PP)「カタルーニャ州市民は、はっきりと独立に”NO”と言った。」 • アルトゥール・マス州知事「独立に向けて大きな前進。」 • シウダダノス党「多くのカタルーニャ州市民がアルトゥール・マスに背を向けた。辞任を要求し、「独立」が焦点でない選挙をもう一度行うべき。」 • CUP「毎日発言しているが、州知事としてマスに票を入れることは決してない。」 //pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
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