2014年11月9日に独立を問う違法な住民投票を実施したとしてアルトゥール・マス前州知事に525万ユーロ(約7億円)の保釈金 15日以内に支払わなければならない
監査役裁判所(Tribunal de Cuentas)は25日、2014年11月9日に憲法裁判所の中止命令を無視して実施したカタルーニャ州の独立を問う違法な住民投票を組織したとして、アルトゥール・マス前州知事ら525万ユーロ(日本円で約7億円)の保釈金を科したことが分かった。 15日以内に支払わなければならない。
同裁判所によると、前州知事のほか、前副州知事のジョアナ・オルテガ、前教育相のイレーネ・リガウ(公共施設を投票所として開放したため)、フランセスク・オムス(報道官)他6人が独立を問う違法な住民投票を実施した主犯格とし、この判決は2014年カタルーニャ州市民協会(SCC)とカタルーニャ州弁護士会より告訴されていた裁判の結果。
525万ユーロのうち、480万ユーロは住民投票を実施するための資金で、他40万ユーロは雑費などに使われたとSCCは指摘した。 したがってマス前州知事は15日以内に525万ユーロを支払わなければ、逮捕拘束される。
裁判所はこのほかに、フランセスク・オムスに210万ユーロ、オルテガ前副州知事に80万ユーロを科した。
明らかになっている2014年9月11日の違法な住民投票の経費は以下の通り
公式ホームページ制作
14,837.60ユーロ
投票用物資(投票箱・投票用紙など)
70,532.08ユーロ
投票用パソコン購入費
808,171.42ユーロ
ボランティアのための保険
1,409.26ユーロ
情報管理コンサルタント
1,106,185.77ユーロ
情報通信(封書などの郵送)
307,962.71ユーロ
以上すべてが税金より支払われた。