スペイン中央政府厚生省が新たなロックダウンの指針を発表し、マドリッド市が対象区域になることに対し、州政府が自治州高等裁判所に法的根拠を求めて訴え出たことに関し、「大きな混乱を招いた」と市民に対し州政府が謝罪した。
マドリッド州政府は10月2日記者会見を開き謝罪、本日2日22時よりロックダウンが再開すると発表した。 新たにロックダウン再開の対象となる地域はMadrid, Alcalá de Henares, Alcobendas, Alcorcón, Fuenlabrada, Getafe, Leganés, Móstoles, Parla ,Torrejón de Ardoz。
しかしながら、新たなロックダウン対象地域における罰則規定に関して、マドリッド州高等裁判所の承認が必要となるため、長くても3日間は対象地域の市民に対し「情報」を提供するにとどまり、違反者に対する罰金などは課せられないとのこと。
対象地域は14日間に10万人あたり500人が新型コロナウイルスに感染している事、州内の集中治療室の使用率が35%以上になることなどが定められた。
再ロックダウン対象地域への立ち入りなどが禁止されるほか、飲食店は22時以降新たな客を入店させてはいけなくなり、23時以降は配達以外の営業が禁止される。 また、カウンター席での飲食が禁止され、一つのテーブルに着席できるのは6人まで。