(非常警戒体制発令中)スペイン コロナウイルス スペイン国内で人口の5%がコロナに感染と試算

スペイン中央政府によると、国内で6万897人を対象に行われた抗体検査による血清有病率調査で、スペインの人口の約5%(約200万人)が新型コロナウイルスに感染していたと発表したことが分かった。

スペイン中央政府はペドロ・ドゥケ科学イノベーション大臣、サルバドール・イージャ厚生大臣、マリナ・ポーヤン国立疫学研究所所長らとともに記者会見を開き、このように発表した。

抗体検査により有病率が高かった地域は、ソリア(カスティーリャ・イ・レオン州)の14.2%、クエンカ13.5%、セゴビア12.6%、アルバセテ11.6%、マドリード11.3%、シウダ・レアル11.1%。

州別にみると、アンダルシア州3.2%、アラゴン州6.3%、カスティーリャ・イ・レオン8.1%、カスティーリャ・ラ・マンチャ12.4%、バレアレス3.5%、カナリアス諸島2.8%、ラ・リオハ州4.4%。

年齢別に見た血清有病率は、45歳以上で6~7%、10歳から44歳の間で4~5%、0歳から9歳のあいだで3%だった。

職業別に見た血清有病率では、年金受給者6.1%、就業者5.8%、家政婦などの家庭内就業者4.5%、学生、失業者約3%。

ラケル・ヨティ国立カルロス三世研究所所長が発表したところによると、スペイン全国28か所の研究所で得た研究結果によると、約43%の患者で突然嗅覚が失われたという症状がみられたとのこと。

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