(非常警戒体制発令中)スペイン コロナウイルス 老人介護施設利用者家族がマドリード州知事らを相手取り集団訴訟

地元メディアの報道によると11日、マドリード州の老人介護施設利用者家族、従業員らがマドリード州イサベル・ディアス・アユソ知事、エンリケ・ルイス・エスクデロ保健担当他老人介護施設責任者10人を相手取り、集団訴訟を起こしたことが分かった。

報道によると、マドリード州にて新型コロナウイルスにより老人介護施設で死亡した利用者数は、全国の老人介護施設で死亡した人数の約50%に上り、老人介護施設での対応に不備があったのではないかとし、不作為殺人(delitos de homicidio imprudente)、虐待、背任罪、介護拒否等の容疑で集団訴訟を行うとのこと。

訴状が書かれた5月上旬の地点で、マドリード州だけで5,688人の老人介護施設利用者が新型コロナウイルスにより死亡しており、これはスペイン全国の老人介護施設死亡者の約半数であり、非常に高い水準。 イタリア全国では4月下旬の数字で約7,200人の老人介護施設利用者が死亡、フランスでは全体で7,000人が死亡しており、マドリード州の死亡者数の水準がかなり高い。

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