(非常警戒体制発令中)スペイン コロナウイルス 5月4日から外出規制の段階的解除始まる 非常警戒体制は延長を示唆

ペドロ・サンチェス首相は28日記者会見を開き、5月4日から段階的な外出制限の解除が始まると発表した。 また、非常警戒体制は6月まで延長する意向を示した。

サンチェス首相が発表したところによると、外出規制の段階的解除は4段階のフェーズに分かれる。 

フェーズ0 現在の状態。 外出制限段階的解除の準備。 家族や友人の家に行ってはいけない。

フェーズ1 大型ショッピングセンターを除く、厳格な感染拡大防止策のもと、部分的な小規模商店の再開。 障碍者や高齢者を優先する時間帯が設けられる可能性があり、公共交通機関の利用にはマスク着用を強く要請する。(義務化されない)  ホテルや宿泊施設は共有施設を除いて再開。 協会などは収容人数の30%まで開放することができる。 スポーツに関しては、プロリーグの通常のトレーニングが可能となる。 家族や友人の家に行ってはいけない。 テラスなどでビールやベルムなどを楽しむことはできる。

フェーズ2 レストランは収容人数の30%まで営業可能。 映画館、劇場は収容人数の制限付きで再開。(地域によっては5月25日から) 記念建造物や展示会への訪問は許可されるが、収容人数の30%の制限。 学校は9月から再開予定。 両親が出勤しなければならない場合、6歳未満の児童が参加できる特別学級の開設予定。 屋外での文化的催事は、400人未満の制限。

フェーズ3 外出制限は解除されないが、各施設の収容人数制限が50%まで拡大される。

5月4日から国内全ての領土でフェーズ0から開始される。 しかしながら、Formentera島、La Gomera、La Graciosa、El Hierroはフェーズ1から始まる。 また、5月11日からフェーズ1に移行する地域も出るとのこと。

各フェーズは2週間の期間を要し、必要であれば各フェーズの延長が決定される。 地方ごとにフェーズが異なることから、島への渡航や地方間の人の移動は原則禁止される予定。 別荘への移動は同じ地域にある場合のみ許可。 フェーズ3が終了するまで約8週間かかる模様。

フェーズ1からは飲食店では、配達のみが許可されていたが、客が店に行ってお持ち帰りを注文することが可能になる予定。(追記:フェーズ2から)

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