カタルーニャ独立問題 全国管区裁判所が独立デモを組織するアプリとホームページを閉鎖 テロの容疑で捜査開始

2017年10月1日にカタルーニャ州の独立を問う「違法な」住民投票強行および一方的な独立宣言(のようなもの:(なぜなら宣言をしていないから))に関与したとして、スペイン最高裁判所より元独立推進民間組織会長らを含む元州政府官僚らへの実刑判決に抗議したデモが続く中、スペインの全国管区裁判所は18日金曜日、デモ隊を組織することを目的としたアプリとホームページを閉鎖し、テロの容疑で捜査を開始したことが、地元メディアの報道により分かった。

ツナミ・デモクラティック(Tsunami Democratic)と呼ばれるアプリ及びホームページは、14日月曜日のエル・プラット国際空港のデモ隊組織に関与したとされ、全国管区裁判所はテロ行為の容疑として今回の措置にでた。

ツナミ・デモクラティックはある特定のリーダーを持たず、独立派市民らが各自情報を共有してデモ隊を組織するスタンドアローン型の組織。 地元メディア(エル・コンフィデンシャル)の報道によると、これは昨今独立運動に参加する市民らの減少を受け、先月ベルギーに逃亡中のカルラス・プッチダモン前州首相被告とキム・トーラ州首相がプッチダモンの逃亡先で会談した際に、どのようにしたらデモ抗議活動が長期化するかを模索し、香港デモを手本に作られたものとみられているとのこと。

14日から始まった独立運動では、18日金曜日に大規模なデモに発展、バルセロナで52万5千人(バルセロナ市警察発表)が参加、カタルーニャ州内で54人が逮捕された。 今年のカタルーニャの日9月11日の「ディアダ」では、約60万人の市民が独立を訴えていた。 ディアダでの抗議デモは、2014年の180万人以来減少傾向にあり、今年は最低水準だった。

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