カタルーニャ州議会は4日、キム・トーラ州首相に対し州議会を解散するか、信任投票を実施するかを求める決定を可決したことが分かった。
今回、この要求に対して反独立・左派のカタルーニャ州労働党、反独立・中道右派の市民党、反独立・右派のカタルーニャ州国民党が賛成票を投票、62票で可決。
一方、独立派・みんなでカタルーニャのために党(JxCat)、独立派・カタルーニャ共和主義左翼(ERC)が反対票を投じ61票。
注目すべきは反体制、反資本主義を標榜する独立派・CUPが「棄権」票を投じたこと。
CUPのマリア・シルベント議員によると、今回「棄権」したのは、キム・トーラ州首相に対し、責任を持ってカタルーニャ州選挙の日にちを設定すべきとし、選挙の実施を要求した。
独立反対派議員らは現在の州政府に対し「(独立の)シンボル主義につかれた。」「州議会で過半数を得ていない独立派議会では機能不全に陥っている。」とし、キム・トーラ州首相に対し議会解散か、信任投票の実施を突きつけた。