先週金曜日にメキシコ・イダルゴ州にある国営石油企業PEMEXのパイプラインからのガソリン窃盗による引火爆発事故で、犠牲者が79人に上ったことが分かった。
メキシコ州政府保健省ホルヘ・アルコセール・バレラ大臣の発表によると、爆発から36時間時点で犠牲者が79人、81人が重軽傷と発表。
この事故に対し中国の習近平国家主席は20日、被害者の家族や被害者に対し深い追悼の意を表すると新華社通信が伝えていた。
爆発当初、PEMEXのパイプラインにはガソリン盗難用に設置されたバルブのようなものからガソリンが流れており、周囲には1000人を超える市民らがガソリンを求めポリタンクなどを用意していた。
また付近住民の証言によると、ある男性の息子に「ガソリンがただで手に入る場所がある!」と息子の友人から連絡があり、家を出たまま現在まで行方が分からなくなっていると地元メディアは報じている。