メキシコ複数の学校で冬休み前倒し 犯罪組織からの脅迫

メキシコのアカプルコ、チルパンシンゴ、チラパのゲレロ州の複数の学校で犯罪組織から脅迫があったとして冬休みを前倒しして実施していることが分かった。

これは、先月26日に複数の教師らにワッツアップを通じて「les pedían parte de su aguinaldo “o se atenían a las consecuencias”」(あなたたちにクリスマス報酬を要求する。 さもなくばそれ相応の結果を受け取るだろう。)というメッセージが送られたため。

現在までにすでに56校が同様の脅迫が届き学校を閉鎖している。

この事態に対し州政府は12月3日に閉鎖を解除すると宣言するも、教員、生徒らは学校に戻らなかった。

また数日前には校長が武装集団に拉致され、数時間後に開放されるという事態も起こっており、チルパンシンゴの各学校も段階的に閉鎖する予定。

ゲレロ州政府当局はアカプルコの250校、チルパンシンゴ全校に武装警官を配備したと発表。 教員の30%でこのような脅迫状が届いていると明かした。

学校を対象とした同様の脅迫は昨年にも起こっており、その際には2017年9月から11月まで合計673校が閉鎖。 ワッツアップやフェイスブックなどを通じて脅迫状が届いていた。

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