10月2日にトルコ・イスタンブールにあるサウジアラビア総領事館内で殺されたとみられるサウジアラビア記者ハナル・カショギの殺害事件に関して、トルコのエルドアン大統領は26日、サウジアラビアに対し同氏の遺体の場所と誰が殺害を指示たかを明らかにするよう求めたことが分かった。
アンカラで行われた集会でエルドアン大統領は「誰がこの(殺害の)指示をしたのか?」「誰が実行犯とみられる15人をトルコに渡航させたのか?」と発言。
また、エルドアン大統領はサウジアラビア王国モハメド皇太子と電話で会話したことを明らかにし、「あなたは人に話させる方法を知っている。 この容疑を晴らす鍵は、今までに逮捕された18人の容疑者である。」と伝えたとのこと。
カショギ氏は10月2日に殺害されたとみられているが、当局側はこれを2週間否定し続けたのち、10月19日に同氏が総領事館内で殺されたことを認め、容疑者15人を逮捕していた。
トルコは明日27日、ロシアとシリア難民問題などの安全保障問題で会談を行う予定。