独立派市民がカタルーニャ広場に集結 デモ行進始まる

昨年10月1日に行われたカタルーニャ州の独立を問う違法な住民投票(通称1-O)の一周年を記念して、独立を求めるデモ行進が1日18時30分より始まった。

カタルーニャ広場は独立を求める市民でいっぱいになり、「Self-determination is a HUMAN RIGHT」(民族自決は人権)という大きな横断幕を掲げた。
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日本のメディアで報じられている、サンチェス政権が住民投票を提案したにもかかわらず、カタルーニャ州政府がこれを退けたという報道であるが、実際にはサンチェス首相は「自治権」の範囲内で自治憲章改憲のための「住民投票」を提案。 これに対し、州政府は独立を問う民族自決権を行使した「住民投票」をもとめたため、サンチェスの提案を退けた。 つまり、スペイン国憲法下での住民投票では、「共和国建国」は実現しないと判断したため。

また、このデモ行進は基本的に独立を求めるものであるが、厳密にいうと「スペイン中央政府」に対するものでは「なく」、独立に向けた執政を州政府が怠っていることに対する「カタルーニャ州政府」に対するデモ行進である。 

また、独立推進民間組織「共和国を守る会」(CDR)は以上の理由からキム・トーラ州首相の辞任を求めた。

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