スペイン最大規模の汚職事件「グルーテル事件」の全国管区裁判所による判決を受け、マリアノ・ラホイ前首相に対し不信任決議案を提出し可決、結果として下院議会で選ばれることなく政権を奪取した最大野党スペイン社会労働党(PSOE)ペドロ・サンチェス書記長首相の内閣閣僚らが就任宣誓を7日行った。 現行憲法下史上最も女性閣僚が多い内閣となった。(17人のうち11人) 閣僚メンバーは以下の通り。
副首相・官房長官・平等と司法関係大臣
カルメン・カルボ
PSOE。 サパテロ政権時代(2004年から2007年)に文化大臣を務めていた。 ペドロ・サンチェス書記長の側近の一人。
外務・欧州連合・共同問題大臣
ジョセップ・ボレイ
欧州連合議会元議長。 フェリペ・ゴンサレス政権時代に公共事業・運輸・環境大臣を務める。 カタルーニャ州出身だが、反独立の急先鋒。
司法大臣
ドローレス・デルガード
国際テロ・反乱・国際犯罪などを取り扱うスペイン全国管区裁判所で25年間司法に携わる。
防衛大臣
マリガリータ・ロブレス
財務大臣
マリア・ヘスス・モンテロ
現アンダルシア州財務・公共大臣。
内務大臣
フェルナンド・グランデ・マルラスカ
産業振興大臣
ホセ・ルイス・アバロス
PSOE幹事長。
領土・公共機構大臣
メリチェル・バテット
PSOE。 サンチェス幹事長初期の幹事長。
教育報道官・専門教育大臣
イサベル・セラア
労働・移民・国民保健大臣
マグダレナ・バレリオ
PSOE社会保障局長。
エコロジー移行大臣
テレサ・リベラ
元環境・気候変動大臣。
農業・水産・食料大臣
ルイス・プラナス
元アンダルシア州議会議員、元モロッコ大使。
経済・企業大臣
ナディア・カルビーニョ
欧州連合予算幹事長。
保険・消費・福祉大臣
カルメン・モントン
科学技術革新大臣
ペドロ・デュケ
宇宙飛行士。
工業・商業・観光大臣
レイエス・マロト
マドリード州議会議員。
文化・スポーツ大臣
マキシム・ウエルタ