カタルーニャ州議会常置委員会憲法155条適用は違憲であると憲法裁判所に上告へ

前カタルーニャ州議会会派代表によるカタルーニャ州議会常置委員会は27日、憲法裁判所に対し、中央政府上院議会で可決したカタルーニャ州政府に介入を可能とする憲法155条適用は憲法違反であると憲法裁判所に上告することを可決したことが、ヨーロッパプレスにより分かった。
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前州議会与党ジュンツ・パル・シイ党は11月にも、カタルーニャ州法定保証審議会(CGE)と州政府諮問機関に対し憲法155条適用に関する合法性を確かめるための意見書を求めており、いずれも憲法裁判所に上告できる可能性があると答えを出していたうえ、特に州議会の解散は必要ではなかったと結論付けていたと報じられている。

これに対し、独立反対派会派中道右派で12月21日の州議会選挙で第一党に躍り出た市民党、カタルーニャ社会党(PSC)、国民党は「憲法155条の適用は、一方的な独立宣言を推し進めた州政府に対し必要であった。」とし、上告に対し反対。

一方ジュンツ・パル・シイ党州議会議員ルイス・コロミナスは、「憲法155条を文字通り解釈するならば、州議会を解散し州首相を罷免することはできないはず。 そのように書かれていないならば、それは行ってはいけない。」と憲法155条の適用を非難した。

また、反体制、反資本主義で独立派会派の人民統一候補(CUP)は「憲法155条の適用はクーデターであり、適用を認めていない。」と認識しているため、これに対する上告すらする必要がないことから、上告に対する委員会の決定に対し「棄権」した。

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