10-O 憲法155条適用までの日程

10月19日木曜日、カタルーニャ州カルラス・プッチダモン州知事はマリアノ・ラホイ首相から10月11日に受け取った(10月10日)独立宣言を行ったかどうかを問う通告文に対し、これ以上抑圧を続け、対話に応じなければ「カタルーニャ州議会で承認を取り付け、独立宣言を州法内で正式に批准する」と回答したことに対し、スペイン中央政府は憲法155条適用へプロセスを開始すると発表。 土曜日から来週の金曜日まで、中央政府はどのようなプロセスをとるのかまとめてみた。
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21日土曜日 緊急閣僚会議および上院議会執行委員会
中央政府公式声明によると、憲法155条発動に向け21日土曜日に緊急閣僚会議を開催し、上院議会に提出するための法案を製作。 カタルーニャ州住民を含めたスペイン国民の利益を守るため、カタルーニャ州を法的枠組みに戻すことを目的とする。

首相は文書にて上院議会法189条に則り、カルラス・プッチダモン州知事が通告文の問いに返答しなかった事、及び介入方法に関する法案を上院議会議長に提出しなければならない。

緊急閣僚会議後、上院議会執行委員会は21日土曜日13時頃を目途に招集される予定で、政府の法案を受理、承認する。

この時執行委員会は法案の内容及び議会の開催日時を発表する。
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23日月曜日 合同委員会組織
上院議会執行委員会は11時前までに受理した法案を上院議員に提出。 憲法155条適用のための合同委員会が組織され同日13時頃を目途に会議が招集される。

委員会は27人の上院議員と自治州代表委員会、憲法委員会で構成される。 これには上院議会ピオ・ガルシア・エスクデーロ議長及び国民党上院議員15人、野党スペイン社会労働党6人、ウニードスポデモス2人などが参加。

その後、総合委員会もしくはそれに準ずる集会が収集される。 この時政府および各自治州の代表が介入することができるため、討論会は非常に長い時間行われるのが通例。
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火曜日~木曜日
火曜日に上院議会常任総会が行われる予定で、そこでマリアノ・ラホイ首相は反対派の質問に答える予定。

総合委員会が開かれ法案の最終決定が行われる。 総会はプッチ・ダモン州知事に対し説明を求める予定であったが、すでに州知事はこの総会への出席を断っているとのこと(ヨーロッパプレス報道)
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金曜日
上院議会でカタルーニャ州自治憲章に対する憲法155条の適用が承認される予定。 提出された法案に関して討論される予定で、絶対過半数をもって承認される。
上院議会での投票では承認されることがほぼ決定されている。 なぜならば上院議会266議席のうち過半数以上の149議席は与党国民党であり、更に155条適用に賛成しているPSOE、市民党、UPN、Foro Asturias、Gomera社会党らの賛成票で217票、反対票が46票、残り3票は立場を明かしていない。

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