ヨーロッパプレスによると19日、カタルーニャ州政府が進めている10月1日に行われる予定の独立を問う違法な住民投票「1-O」に関して利用される予定だった封筒など数万枚を押収したことが分かった。
これは、先日スペイン郵便電信公社(Correos)が1-Oに関する郵便の配達を正式に拒否したため、州政府が民間企業のUNIPOSTを利用して投票所監視員らに通知文などを送ろうとしたところをグアルディア・シビル警察が押収した。
UNIPOSTが独立を問う違法な住民投票に関わったのは今回が初めてではなく、2014年の11月9日に行われた同様の違法な住民投票でも、投票を呼び掛けるプロパガンダや、必要書類などを送付していたことが、検察局の調べで分かっている。
UNIPOSTはカタルーニャ州スパークリングワイン「カバ」のコドルニウ・グループを所持するラベントス一族が所有する配達会社で、同社の子会社は税務当局との債務累積による支払い停止を(倒産を)宣言していた。